日本初のコッペパンの源流を受け継ぐマルジュー様。地域に根ざしたパン屋さんとしてお客様に親しまれています。若いスタッフを積極採用し、パン職人として育成をしています。今後は、独立支援など、福利厚生に力を入れていきたいお話になるなど、積極的な職場環境の整備を行っています。今回は、株式会社マルジュー取締役の上原和夫様に東京人事労務ファクトリーについてお聞きしました。
― 会社の紹介をお願いします。
株式会社マルジューは創業67年のパンの製造販売をしている会社です。現在、3店舗を運営し、正社員25名、パート、アルバイトさんを含めると90名〜100名が仕事をしています。
丸十ぱん店の始祖、田辺玄平翁は、アメリカでパンの製法を学び、日本で初めてパン酵母による 製パン法を開発して、大正2年に東京上野黒門町で食パン専門の店として「丸十ぱん店」を創業しました。大正8年に、食パンの生地で食パンよりも携帯に便利なコッペパンを開発し納入しました。
それまでのパンはヨーロッパ式の塩味だけの固いパンでしたが、「丸十のコッペパン」は、「ラード」を入れることで柔らかいふっくらとした現在のようなアメリカ式のパンを作りました。
当社の創業者、伊東正二も巣鴨の丸十で修行し、昭和26年に板橋区仲宿で暖簾分けを許され創業しました。 お客様に安くて美味しいパンをお届けすれば企業は成長する原点を大切にして現在に至ります。
美味しさを届けるために1日に3回焼き上げるパンの数々
― 東京人事労務ファクトリーにどんな仕事を依頼していますか?
現在は、相談顧問として労務関連のアドバイスをいただいています。今後は、社会保険の手続き、給与計算のアウトソースをお願いしようと考えています。
― 東京人事労務ファクトリーを知ったきっかけは?
労務問題を相談するために、インターネットで検索をしてホームページを拝見しました。そこで、非常に頼りになるという印象を持ち、お会いしたのが最初です。
― 当時、どんな問題がありましたか?
自己都合で退職していった社員から、不当解雇だから慰謝料を支払えという旨、労働局のあっせんの申し立てがありました。パンの製造販売は、朝は早くから仕込みを行います。休日もローテーションをしています。だからこそ、スタッフが安心して仕事ができるように就業規則、職場環境などに気を配ってきました。会社に問題があったわけではないと思いましたが、社内だけで解決をするのでなく、専門家の意見を聞いてみようということになりました。
― 結果、どのような対応をしましたか?
東京人事労務ファクトリーからのアドバイスは「対応しない」というものでした。会社側に非はないので、ほっておきましょうということで、問題は自然消滅しました。
― 依頼をする際、他の社労士さんとの比較はなさいましたか?
以前より社労士事務所を採用していたので、相談先はありました。しかし、満足のいく回答や対応を得られませんでした。規模の大きな社労士事務所だと担当者が変わることがあります。労働問題の解決などは、社労士個人のスキルや知識によることが大きいので、担当者の変更が少ない社労士事務所がよいと判断しました。
労働問題に関しては、社内の知恵だけで軽率に判断をしない方がいいと思います。あってはいけないことですが、スタッフを解雇しないといけない場合、懲戒解雇にするのか諭旨解雇にするのかで、会社の対応も、スタッフの人生にも影響があるかもしれません。こうした場合、一時的な感情による対応策ではなく、先を見た専門家のアドバイスが大切になると思います。
― 他に、東京人事労務ファクトリーにお願いする決め手は?
山本先生とウマが合うことだと思います。職場環境や労働問題は結局のところ、人と人の問題を取り扱いますから、経営者と社労士さんのウマが合うことがとても大切だと思います。
「労働問題は社内の知恵だけで判断しない方がいい」
― 仕事をしてみてどうお感じですか?
常にベストアンサーをいただいているという印象です。また、実践するにあたって、具体的できめ細かい指導をしていただいています。
― 社会保険や給与計算をアウトソースする理由というのは?
目的は仕事の効率化です。社会保険や給与計算を社内で行うことで、書類が増えたり、重複して保管するなど、非効率になりがちです。ここは専門家にお任せして、一元管理を行うことが良いとの判断です。東京人事労務ファクトリーとは信頼関係もありますので、お願いできる仕事はお願いしようと思っています。
― 上原様から見た東京人事労務ファクトリーの強みをお願いします。
1:特殊な事例の知識が豊富
一般的な企業だけでなく、当社のような専門職種や飲食店の労働問題の事例が豊富なので、特殊な事例になるほど強みが発揮できると思います。
2:職場環境の改善
会社もスタッフも共に目的に向かって進んでいけるような、就業規則のアドバイスをいただくことができます。
3:良心的な顧問料
顧問料はアドバイスの質に比較して割安だと思います。
4:補助金申請の手数料が安い
同じく、料金に関してですが、補助金の手数料はリーズナブルです。それ専門に行っている一般的な社労士さんの半額以下だと思います。
5:連絡が取りやすい
問題が起こった際は、早急な対応に迫られます。そうした場合、すぐに連絡がつくという対応力は非常に魅力です。
― これから東京人事労務ファクトリーに期待することをお聞かせください。
アウトソーシングを増やしていきたいと考えていますので、より深いお付き合いになると思いますので、よろしくお願いします。
― 社労士さんの採用をお考えの方にアドバイスをお願いします。
今後、労働問題は複雑になり、専門家の知識と知恵を借りないと対応が難しくなると思います。特に専門性の高い業界では、どのような問題が起こるのか、社内だけで予測し、予防するのは難しいと感じます。問題が起こった場合の対策も大切ですが、起こさないために専門家の知恵を借りていくことがよいと思います。
良心的な価格である相談顧問は良いサービスだと思います。
しっかりした就業規則を作成し、職場環境を整えることは、働く方々のためでもあります。会社とスタッフの双方の立場に立って指導をしていただける社労士さんを採用するのがよいと思います。
【株式会社マルジュー様 HP】 http://www.maruju.com/